ペーパーによる出願は図面が多いと費用が高くつく

例えワードを使用してパソコンで仕上げた特許出願書類でも、プリントアウトしたものを特許庁側に電子化してもらうことになるわけですから当然電子化手数料も必要です。

 

また、ペーパーによる特許出願は一行の文字数や図面のサイズが定められています。そして出願書類の枚数により電子化手数料が決まります。

 

その為、文章は一枚の紙にたくさん記載可能ですが、図面は大体一つの図で一枚使用することになると思いますので、図面が多い特許出願になると、かなり費用が高くつくことになってしまいます。発明学園の会員がかわいそうです。

 

図面が1~3程度ではっきりと伝わるのであればまだよいと思いますが、本当は図10くらい表現したい図のイメージがあったけど、高くつくから図3までにしておいた。等ということがでてきてしまうかもしれません。

 

ですがそれは正直お勧めできません。あまり多すぎても面倒ですが、自分のイメージする図は必ず全て出願するくらいの気持ちでいいと思います。先行文献の中には図が100を超える出願もあります。

 

少し多い気もしますが、勿論それを出願した方は必要だからそれを出願しているのでしょう。 審査請求後に特許庁の審査官とのやりとりで説明しやすいくらい、図20~30くらいで、自分が把握できるのであれば多すぎではないと思います。